VCT Ascension Pacific Day 1: 初日の結果 RIDDLEの展望

あきら

本日行われたDay1では、Sin Prisa GamingFULL SENSEBOOM Esportsが勝利を収めました。特にSin Prisa Gamingは圧倒的なパフォーマンスでした。今回はDay1の結果からDay2のRIDDLE ORDER vs Sin Prisa Gamingの試合展開や勝敗を考えていきます。

韓国代表 vs 南アジア代表

Sin Prisa Gaming vs Revenant Esports

第一マップはSin Prisa Gamingがピックしたバインドでした。REVENANT ESPORTSの構成は、2イニシエーター、2コントローラー、レイズという、バインドでよく見かける構成です。一方、Sin Prisa Gamingの構成は2センチネルという、バインドではほとんど見られない構成でした。

バインドではテレポートがあることでローテートがしやすく、そのためにエリアを多く取りたいという理由から、通常はエリア取得のためのイニシエーターやエリアを分断し相手の人数を寄せることができるヴァイパーがピックされます。しかし、Sin Prisa Gamingなぜ2センチネルという構成を選んだのでしょうか。一緒に試合展開を見ていきましょう。

REVENANT ESPORTSの7ラウンド連続先取

REVENANT ESPORTSは、Tier1経験のあるSkRossi選手を含め、全員のエイムが非常に鋭く、7ラウンド連続で先取しました。特に3rdラウンドでは、sultan選手がAceを達成し、その持ち前のエイム力を存分に発揮しました。REVENANT ESPORTS圧倒的なパフォーマンスで試合をリードしています

Sin Prisa Gamingのピックマップでここまで圧倒されると、自信を失ってしまいそうですが、ここからSin Prisa Gamingが驚異的な修正力を見せてくれます。試合の流れを変えるために、彼らがとった戦術を解説していきます。

Sin Prisa Gaming

韓国の修正力

8ラウンド目、守りのSin Prisa Gamingが面白い行動をとります。注目してほしいのがBロングのエリアを守りのブリムとフェイドの2人で取りました。

そして、BロングのブリムとフェイドがTPしてシャワーで4vs3の人数有利のはさみを仕掛けました

これによりTPしたブリムとフェイドはやられてしまいましたがサイファーのmargaret選手が撃ち合いを制し3vs1と人数有利になりラウンドをSin Prisa Gamingが取りました。

評価すべき点は、Sin Prisa Gamingタイムアウトを取らず選手だけで戦術を考え、実行できたことです。彼らには、選手一人一人が考え、理解し、勝利する力があります。

このラウンドからSin Prisa Gamingはラウンドを取り返し、スコアを5-7としました。流れを掴んだのか、REVENANT ESPORTSを完全に理解したのか、最終的に13-10Sin Prisa Gamingが第一マップを勝利しました。その逆転劇は、まるでDRXを見ているかのようでした。

Sin Prisa Gaming vs Revenant Esports

圧倒の第2マップ アイスボックス

攻めのSin Prisa Gamingと守りのRevenant Esportsで始まった第2マップは、前半だけを見るとSin Prisa Gamingが7ラウンド、Revenant Esportsが5ラウンドを取得する接戦でした。しかし、攻守交替後、Sin Prisa Gamingが6ラウンドを連続で取り切り、試合を終わらせました。

特にDambi選手の圧倒的なパフォーマンスが光り、敵を次々と倒していく姿は、チームの絶対的なデュエリストとして非常に心強いものでした。最終的にACS352という高スコアを記録し、Sin Prisa Gamingが勝利を決めました。

日本vs韓国

Day2 RIDvsSPG 勝敗予想

驚異の修正力で勝利したSin Prisa Gamingに対して、日本代表のRIDDLE ORDERは勝てるのでしょうか?

結論から言うと、RIDDLE ORDERが勝利する可能性が高いでしょう。RIDDLE ORDERの選手たちはそれぞれ高い個人技を持っており、1vs1の状況ではRIDDLE ORDERが有利だと考えられます。しかし、人数不利の状況での撃ち合いが課題となります。カバーなどでリスクのない状況を作られてしまうと、RIDDLE ORDERの強みであるフィジカルを生かしきれません。

そのため、マクロの部分で一人にならないことを徹底し、リスクを減らすことが重要です。その上で、攻める場面ではしっかりとリスクを取ることで、Sin Prisa Gamingのオフメタ構成にも正面から戦えるのではないかと思います。RIDDLE ORDERがこの戦術をうまく実行できれば、勝利は十分に可能です。

まとめ

Day1の他の試合結果を振り返りましょう。

NAOSは0-2でBOOM Esportsに敗北しました。自国インドネシアで開催されたこの試合で、BOOM Esportsがストレート勝利を収めたのは、やはりホームアドバンテージが大きかったのでしょうか。

FULL SENSEは2-0でOblivion Forceを下しました。FULL SENSEのメンバーはTier1チームと変わらないほどの実力を持っており、このチームを倒すことができるチームがいるのか注目されます。

VCT Ascension Pacific Day2午後1時からスタート予定です。日本代表RIDDLE ORDERの試合は午後4時スタートの予定です。みんなでRIDDLE ORDERを応援しましょう!

Twitch:https://www.twitch.tv/valorant_jpn

YouTube:https://www.youtube.com/@VALORANTjp

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